自動車の部品工場から生まれた「ゴミからできたゴミ箱」
自動車のエンジン部品などに使われる「ガスケット紙」という特殊機能紙をご存じでしょうか。オイルやガソリンの漏れを防ぐために高い耐久性や耐熱性を備えた素材ですが、その製造過程では汚泥状の廃棄物が多く発生し、処理には多大なコストと負担がかかっていました。
こうした本来価値のある資源を活かすため、特殊機能紙メーカーのセキネシール工業株式会社と、インダストリアルデザイナーのNAO IWAMATSUさんが協働して立ち上げたプロダクトブランドが「KAMIKA(カミカ)」です。そして誕生したのが、循環するゴミ箱「KAMIKA BIN」です。
「紙のようで紙じゃない」滑らかな質感と無駄のないフォルム
「KAMIKA BIN」に使用されている素材は、一般的な紙と比べて密度が高く、適度なしなやかさと革のように滑らかな質感を持っています。「紙のようで紙じゃないみたい」と感じられるほどの張りがあり、空間に落ち着いた印象を与えてくれます。
デザインは底をなくしたシンプルな筒状(えんとつ型)。柔軟にかたちを変えられるため、デスクの脇や洗面台の横など、ちょっとした隙間にもすっきりと収まります。ゴミ袋の取り付けや組み立ても手軽に行える実用的な設計です。
配送の効率化と組み立てやすさへのこだわり
デザイナーのNAO IWAMATSUさんは、大きな空気を運ぶような従来のゴミ箱の輸送方法にも着目しました。そこで「KAMIKA BIN」は、平面状のシートを巻いたコンパクトな状態で届けられ、購入者自身が組み立てる構造を採用しています。無駄な梱包を減らす配慮がなされた、現代の暮らしに寄り添う仕様です。
製品仕様とラインナップ
用途や設置場所に合わせて選べる3つのサイズが展開されています。
- Sサイズ(2個セット):W13×D13×H18cm(ポリ袋5L相当)/重量 約600g/価格 2,310円(税込)
- Mサイズ(1個):W24×D24×H36cm(ポリ袋10~20L相当)/重量 約800g/価格 3,630円(税込)
- Lサイズ(1個):W35×D35×H60cm(ポリ袋45L相当)/重量 約1,850g/価格 4,950円(税込)
※サイズはすべて組み立て後の寸法です。
買い替えも循環の入り口になる「KAMIKA CYCLE」
「KAMIKA BIN」は、使った後の回収・再生までを見据えてつくられています。独自の循環プログラム「KAMIKA CYCLE」により、製品を新調する際に不要となった旧製品をメーカーへ返送すると、再び新たなKAMIKA製品の材料として再利用されます。さらに、返送者には次回購入時に使用できる30%OFFクーポンが付与される仕組みです。
大型の粗大ゴミとして処分する必要がなく、買い替えるアクション自体が次のリサイクルにつながるという、環境と使う人に優しい循環の輪が提案されています。
まとめ
ものづくりの現場で捨てられていた素材に新たな命を吹き込み、使い心地や配送、使い終わった後のことまで考え抜かれた「KAMIKA BIN」。シンプルで洗練されたデザインは、お部屋やデスク周りのインテリアにも自然になじみます。環境に配慮した暮らしの選択肢として、手に取ってみてはいかがでしょうか。詳細な販売情報や仕様については、メーカーや販売店の公式情報をご確認ください。